団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

3枚は合っているけど・・・惜しい!! 【介護ルーティン】


50代、親の介護が始まりました。
最初はちょっとしたことを手助けする程度、
負担感も少なくて自分の生活は
さほど大きく変わりませんでした。


年々介護に要する時間が増えて
仕事しながら誰かの面倒を見るのって
本当に大変だなと痛感!
自分のことで手一杯になり、
いつもやっていることが疎かになると罪悪感も。


デイサービスや訪問介護を利用することが
できる時代に生まれてよかったと心から思います。
私でなくても、運動に付き合ってくれる人、
食事を用意してくれる人、お風呂に入れてくれる人が
いてくれるから、母の生活はなんとか成り立っています。


とは言え、日々の生活の中で自分でできることは
やってもらいたいので、色々工夫しています。


去年あたりからトイレでの失敗が増えてきた母。
汚したパンティを脱いで・・・そのままズボンをはく。
「あれ?パンティはいてないよ」と言うと
「はいているよ」と返事はするけど、
はいていないことが増えました。


下着がどこにあるかわからないのかもしれないと
トイレの近くの廊下に見えるように収納しました。
(見栄えは度外視で)
でもダメでした。パンティがあることはわかるけど、
やはりはいてくれない。


ズボンの中に直接パットをつけるから、
滑り落ちて家の至る所にパットが散乱・・・。
拾い集めて、パンティをはかせるのはほぼ日課です。


「パンティ」と少しでも記憶に残ったら、
自分でできるのにと儚い望みを抱きつつ
毎回同じような話をしながら
介助しています。


「まずパンティをはいてね。
ここにパットを入れて、その後ズボン下をはいて、
最後にズボンをはくんだよ。
パンティ、ズボン下、ズボンの順番で、
全部で3枚ね。3枚はいてね」
「わかった」と頷く母。


物の名前も不確かになりつつあるので、
見える収納に大きな字で
「パンティ」「ズボン下」と表記を加えて
数ヶ月・・・効果はありません。


今日も朝食の準備で立ち寄り、
いつものようにパンティチェック。


ズボンをめくるとズボン下(おっ!)
その下にもまだはいています(おおっ!)
「今日はうまくできたのかも」と
心躍らせめくっていくと・・・
ズボン下の下に、またズボン下、
その下にさらにズボン下・・・


ズボン下3枚はいている!!


パンティ、ズボン下、ズボンの「3枚はいてね」
という話の3枚を覚えていたのね〜偉い!
ズボンをめくると裸のお尻が出てくるより
断然いいわ、温かいし^^


でも惜しい!


もうすぐ3月、暖かくなるから
次からはパンティ1枚と教えよう。
間違えにくい説明を考えねば。





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