団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

ものさしを探した晩秋の公園

「秋深き 隣は何を する人ぞ」


近頃は日照時間も短く、木々は葉を落とし、
枯れ葉ばかりが多く、心も鬱々としてきます。


心が沈んでくると、
ダメな自分ばかり目につき、更に気分が落ち込みます。
親の介護、自分の健康や老後、
どこから手をつけて良いのかさえもわからない
問題など考え始めるとキリがない鬱々。


大変なのは自分だけかしら?
きっと誰もがそれぞれ大変で、
頑張って日々を生きているはず。
悩み事がない人など聞いたことがないから。


今、目の前に広がる秋の風景はとても美しいし、
寝食に困っているわけでもない。


他の人からしたらちっぽけだけど、
大事な人が生きていてくれて、
一緒に時間を過ごすことができて、
美味しいご飯を食べられるのは有り難いこと。


何年か後に今を振り返ったら、大変だったことよりも
懐かしく幸せな日々を思いすような気がします。


「他人の物差しで自分をはかるから、
自信が持てなくなるのです」  瀬戸内寂聴


「他人の物指し 自分のものさし 
それぞれ寸法がちがうんだな」  相田みつを


いつも他人のものさしで
自分をはかっていた気がします。
だから気持ちがしっくりせず、
苦しんでいたのかもしれません。


自分のものさしにちゃんと向き合ってこなかったから。
自分が心地よいと思う考え方、
自分を生かせるやり方、スタンスの取り方、
自分の正直な気持ちを無視しないで考えるためのものさし。
自分のものさしなんだから、自分を見極めないとね。


「素晴らしいものさし」に憧れるけど、
それは他人のものさしで、
それを使っている限り、自信を失ってしまう。


いろんな経験をして、自分のものさしで考え行動して、
ものさしの精度を高めることが必要だったと今頃気づく。


誰かに褒められるのはもちろん嬉しいけど、
それが全てにならないように。
自分がよくやったと思える行動を積み重ねることが大事。
結果はどうにもならなくても、
自分ができることをしたら、
何か次につながるかもしれない。

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