当たり前ですが
親には親の生活の楽しみ、やり方があります。
余裕のない介護をしていると
つい自分のやり方優先で発言してしまうけど。

「見守るだけで口を出さない」
ことも大切に感じます。

私がいないであろう時間帯、
時々目にする母の様子は穏やかでのびのび。

ベランダからのんびり庭を眺める
植物の水をやり、世話をする
鼻歌を口ずさむ
ラジオから聞いた耳寄り情報をメモする
適当に体操をしている
美味しいものを食べてにっこり

なんだかとても楽しそう。

何気ない日常を垣間見た時は
「このままそっとしておこう」と声をかけず退散。
今までもこうして生活してきたのだろうから。
それに、私を見つけると弾丸トークが始まるし。

親の介護問題を相談すると
昼食＆入浴付きのデイサービスに行かせた方がいいと
アドバイスされることが増えたけど
（先月も病院受診で先生から勧められた）

親の「困りごと」は
私が「困らせている」「勝手に困っている」
ところもあるのかもしれない。

できないことはどんどん増えているけど、
できることもまだまだあるし。
リハビリに行くことは了承してくれたけど、
集団生活が苦手だから一日デイサービスは嫌だと言う。
行ってくれたら安心というのは私の勝手な思い。
どうしたものか。

家でリラックスして過ごす親の様子を見ていると、
まだいいかな。もう少しこのままで。

何気ない日常に幸せを感じる心、
親の介護で幸せの閾値がだいぶ下がってきたみたい。
今までの母の生活をなるべく長く続けられることが一番いい。

母のやり方を優先しようと思いつつも、
インスタントラーメンを水に浸して
ブヨブヨになっているのを見ると、
「何しているの？」とつい言ってしまう。

今までの生活習慣なのか、よくわからずやっているのか
見極めが難しい・・・。