団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

秋の夜長のトルコライス 10月の読書は「女王様の夜食カフェ」

朝晩寒くなりました。
陽が落ちるのも早くなり、
もう夏は過ぎてしまって、すっかり秋なんですね。


食欲の秋・・・
子供の頃から食べ物が出てくる物語が大好きで
「ちびくろサンボ」のパンケーキ、
(一時絶版になっていたけど、復活したんですね)
「不思議の国のアリス」の
食べ物が出てくるシーンにワクワクしました。


「女王様の夜食カフェ」(古内一絵)にも
美味しそうな食べ物が出てきてワクワクします。


トルコライスって大人のお子様ランチ」
と言うセリフを読み、
トルコライスってどんな食べ物?
と思っていたら
ちょうどいいタイミングで
長崎の「サテンドール」のトルコライスがナンバーワン!
という記事をブログで目にしました。


「これがトルコライスなのか」と
ブログを参考に作ってみました。
なるほど、大人のお子様ランチ!
ピラフ、ナポリタン、揚げたてじゃないけどカツを用意して
特製ソースを作り、ワインも添えて。
ソースにクミン、ナツメグなどの香辛料を混ぜただけで
激うまスパイシーソースができました。これは使える♪
自作のトルコライスを食べながら、もう一度読み返す。


「たまにはこう言う日があってもいいのよ。
だって、私たち、ちゃんとがんばってるんですもの。
今夜は思い切り、自分を甘やかしましょう」


「幸福で、寂しくて、一生懸命な私たちに乾杯」


虫の声がかすかに聞こえる団地の窓辺で、
物語に入り込んで一緒に乾杯しました。
心が少し軽くなったのは
胃も心も満たされたから?


「本当のサボタージュっていうのはね、
怠け者の常套手段ではなくて、
もっと過激で前向きなものなの。
ある意味、頑張っている人の特権なのよ」


わかります、わかります!
私もいい歳して確信犯でサボってます。
時には自分をレスキューすることも必要。


価値観を含め、どうでもいい執着は
ひとつひとつ手放していこう。
楽になるためでも、あきらめるためでもなくて
目の前にある大切なものをつかむために。

ギチギチではなく余白が必要なんです。


「幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの。
でも、人生ってきっとそんなものなのよ」


そして寂寥の先には、また幸福が待っているかもしれない。
その繰り返しに疲れるのではなく
楽しめる心があるといいな。
おひとり様の秋の夜長は、自分と向き合う時間。

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