ゆっくりゆっくり、
でも確実に老化が進んでいく母。
昨日できたことが今日はできない、
でも明日はできるようになるかも・・・
そう願いつつ、そうなることは少なくて。

母の人生の中で学んできたこと、
様々な記憶が思い出せなくなっていくのを
側で見ているのは切なくて、
写真や手紙を見せて記憶を掘り起こして
みたり、好きだと言っていた歌を聞かせて
青春時代を思い出してもらえないかと
アレクサに歌をリクエスト・・・
とは言うものの、それほど時間を
さける訳でもなし。

数年前から自分の親や兄弟のことが
曖昧になり、最近は自分が産んだ子供の顔を
見てもおじさんと呼ぶ始末。
子供が年老いたのが理解できないのです。
かろうじて⁉︎毎日顔を合わせる私のことは
娘だと認識できているけど、
たまに他人を見るような顔をして
丁寧な言葉遣いで愛想笑いしている時が
あるから、そんな時は多分・・・
わかってないのかもしれない。

そんな状態だから腕時計をつけていても
時間を読み取れないことが多くなりました。
長年の習慣で腕時計で時間を確認、
その仕草はバッチリなんだけどね。

デイサービスのお迎え時間を説明すると
腕時計を確認して悩み（時間がわからない）
「じゃ、あと何分で迎えがくる？」
と聞くから
「あと50分後」と答えると
にっこり笑って
「じゃこの手と同じだね」と言う母。
「？？？」
手と同じって意味がすぐにわからなかった。
５本指だからなのね〜
とっさに思いつくあたり、やっぱり頭いいね！
となんだか嬉しくなる。
忘れてしまう記憶は多いけど
今もいろんなことに頭を使っているんだね。

手と同じと言われて、ふと母の手を見たら
爪が伸びていました。
この前切ったと思ったのに、もう伸びてる。
手の爪は老眼の私でもそれほど苦労せずに
切ってあげられるけど、足の爪が難題です。
爪が厚くて、変形していて、巻き爪・・・。
普通の爪切りでは切りづらく、
いろんなタイプの爪切りが既に３本、
最近は出血が怖くて爪やすりで削っています。
いい爪切りないかしら？
アマゾンのセールで爪切りを発見したので、
久しぶりに衝動買い＾＾
今度こそ簡単に切れるといいなぁ。