漫画「凪のお暇」を読んでいます。
スーパー銭湯でちょこちょこ10巻まで
読み進めました。

ストーリーよりも節約料理、
ライフハック的な要素が楽しみで＾＾
時々、セリフも刺さります。

10巻では営業成績No. 1で無敵の慎二が
苦しみ追い詰められるシーンがありました。

本心では逃げたいのに逃げない、逃げられない慎二。
逃げてはいけないと思い込んでいるから。
自分の人生から逃げている反面教師の両親の影響で
「できるか　あんなみっともないこと」
と思っている。

そんな慎二にお暇中の凪がかけた言葉は
「慎二が逃げたいって思って逃げるなら
それはオリジナルの逃げるでしょ」

「私最近こうゆう時ね　
シンプルに目を閉じて転がるの　ぶわっと胸がわく方に」

いいね〜凪ちゃん！
私もずっと慎二と同じように
逃げちゃいけないと思っていました。
でも今は危険を察知したら
「全力で逃げろ、いますぐだ！振り向くな！」と
自分に命じます。考えているうちに動けなくなる怖さ、
逃げないと潰れちゃう弱い自分を自覚したから。
「逃げる」は弱い自分の有効な作戦。

逃げてはいけない、困難に立ち向かえ
艱難汝を玉にす
若い頃の苦労は買ってでもせよ

というのは乗り越えられる力があった人の言葉、
勝ち目のない敵に挑ませる呪いの言葉や
スマートに人を利用する策だったりも。
乗り越えられない苦労を背負ったら、
許容範囲オーバーで壊れちゃうでしょう。
人と自分は違うし、その見極めが大事と
50代の私は思います。

今はとにかく逃げる、そして
「金輪際関わりません」や
「生き延びて力を蓄えて挑みます」
でもいいし。
自分が決断したならカッコ悪くても
「それが自分がしたいこと」なんだから。
逃げると言うとアレなんで、ポジティブ変換
私の場合は「ワクワクする方に進む」
凪ちゃんは「ぶわっと胸がわく方」と言うんだね。
ポイントは全力で、中途半端では足元をすくわれる＾＾

もう一つ、似たような呪縛
「弱音を吐くな」
これもかなり囚われていたけど、
今や弱音を吐きまくり＾＾

凪のお暇で好きなキャラ、癒し系のゴンさんのセリフ
「キライなことを口に出して自覚すると
ラクになることはあると思う」

うんうん、共感。
ポイントは自覚だね。
耐え続け、弱音を吐かないで生きる・・・
「私、そんなに強かったっけ？」
「いや、むしろ弱い人間だよね」とある時気づいたの＾＾

50代、弱音吐きつつ頑張る私に
「人間臭くてよろしい」「親近感」と
思ったより周囲の人たちは優しくて
差し伸べてくれる手のありがたさが身に沁みます。
「逃げるな」「愚痴るな」の呪縛はまだ残っているけど
できない無理はしないこと、弱くて当然と思ったら、
生きるのが少し楽になりました。