【玉石混交】価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。

50代は自分の老い仕度だけでなく、親の老い仕度も必要になるお年頃なんですね。
計画的な親なら自分ですでにやっているのかもしれませんが、
まさか自分が色々なことできなくなるなんて予想せずに
ガムシャラに生きてきたタイプの親なら、
老い仕度一緒にやるしかありませんね。
まだ一緒にやれる時間があるだけいいのかもしれません。

親ができなくなったことを工夫して、フォローして、
なんとか自力でできることを減らさない生活を目指しています。

「どうしてこんなことになるの？」
と怒ったり、泣いたりしても何も変わらないと自分を鼓舞しつつ・・・。

少しずつ、少しずつ親の部屋を一緒に整理して
どこに何があるのかわかりやすく配置して
でもすぐに散らかっての繰り返し。

親の意志があるのでなかなか進まず、意見の食い違いで衝突も絶えない日々。
喧嘩になるぐらいなら、ぐちゃぐちゃのままでもいいかとも思うけど、
整理され、便利になり、安全に暮らせる環境が整うと
「良かった」「便利になった」と喜ぶので、
親の生活に無関心でいるよりはいいかなと思い直して、長期戦で取り組んでいます。

先日、開かずのタンス（もう何年も利用してない感じの）を一緒に片付けたら、
中からアクセサリー類が大量に出てきました。

「もう使わないからあげる」
と母に言われ、譲り受けました。
本物と偽物が入り混じったまさに玉石混交状態。
（ほぼ玉より石だったなぁ）

私より女子力が高い母。
若い頃、確かにこんな指輪してたことあったと
懐かしく思い出しました。

私は指輪もネックレスも苦手だから、
ただ眺めて、飾っておくぐらいしかできそうにないけど
母が使っていた頃の記憶を呼び起こす良いものをいただいたと嬉しい。
品物が偽物でも、母が使っていた思い出は本物。

親の介護、老い仕度に苦悩する日々ですが、
辛いことばかりでもないんだなぁと思えた日でした。

自分の老後はきっと両親よりも厳しいものになるでしょう？
一緒にやってくれる人がいないのだから。
老いても快適生活ができるように
今から準備始めておかないとなぁ。