団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

「一切なりゆき」〜樹木希林のことば〜

何度も栽培に失敗しているバラ、今度こそうまくいくといいなぁ。


「一切なりゆき」やっと順番が回ってきました。
図書館で予約して10ヶ月以上は待っていたような。
人気がありますね、樹木希林さん。


希林さんの言葉は、共感できることとそうでないことがありますが、どの言葉も
しみじみじわじわ細胞に染み込んでいきました。



『人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前。私自身は、人生を嘆いたり、幸せについておおげさに考えることもないんです。いつも「人生、上出来だわ」と思っていて、物事がうまくいかないときは「自分が未熟だったのよ」でおしまい・・・
傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ』



思い通りにいかないことが多いのに、その度に落ち込んできました。
「何が悪かったのだろう?」「次はこうしよう」と考えることは
自分の成長にもつながり良い面もありましたが、
40代ぐらいからちよっとしんどくなりました。
そのうちトライすることすら億劫に。


考えすぎて嫌になるぐらいなら、考えなければいいのにそうもできない。
残りの人生が見えてきた今、立ち止まっているのはもったいない。
うまくいっていれば上出来だと自分を褒め、ダメならそんなもんだわと思う。
結果に対してエネルギーは使わない。結果でしかないのだし。
その分、自分のワクワクすることにエネルギーを使おうと思い始めました。
質素倹約、華やかさなどない人生だけど
なんでもない日常で「幸せだなぁ」と思うことができるようになりました。
だからこの言葉、心に沁みました。




幸せというのは「常にあるもの」ではなくて「自分で見つけるもの
何でもない日常や、とるに足らないように思える人生も、
おもしろがってみると、そこに幸せが見つけられるような気がするんです。』



幸せを感じる心さえ持っていたら、幸せはみつけやすいと思っています。
ただ、幸せを感じる心のありようをキープするのが難しいけど。
そして重要なのは、物事と自分との関わりの深さ。
遠目から眺めているのではなく、その物事と向き合って行動することで
関わり続けた時間全てがキラキラ輝いている気がします。
おもしろがる=楽しみつつ関わるということかな?
希林さんの言葉に共感します。



『どんな素材でもそれが光る場所において活かしたい』


「身の丈にあう」「別れ」「壊す、壊れる」は
私にはマイナスイメージの言葉でしたが、
実はそのものにあった場所で光ることができる可能性を秘めている。
そのことに気づきませんでした。
活かしきれていない場所からは撤収し、
光る場所を探すのは「逃げる」とか「負ける」とは違うのだと
思えるようになるまで随分時間がかかりました。
光る場所は、いろいろ試してみないとわからないですね。

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