「しあわせは食べて寝て待て」最終回&独り居の日記 【介護ルーティン】
「しあわせは食べて寝て待て」
昨日が最終回でしたね。
ドラマが楽しくて、もっともっと麦巻さとこの
生活を覗き見していたかったわ〜
終わってしまって残念です。
この漫画を偶然見つけた時は
「私に似ているわ」って思ったんです。
(こんなに素敵な女性ではないのだけど)
似ているところは
夢破れて失意の中、悶え苦しみつつも
自分の人生を諦めきれないところとか、
自分の腹黒さにがっかりして、
でもそんな自分も存在していいのでは?
と自分自身を許そうと試みているところとか、
何事も思うようにうまくはできなくて、
空回りすることの方が多いけど
それでも「ベストは尽くした」
「やれることはやったんだ」と
自分を鼓舞しようとするところとか、
ただただ部屋で布団にくるまって
寝るしかできない情けない自分を
自分で抱きしめるしかできなくて、
元気出そうと料理を作るところとかがね。
数十年ぶりに漫画本を買いましたが、
1巻〜5巻まで今も手元に置いて
時々読み返しています。
ドラマより漫画の方がさとこ、司さんの
闇部分が濃くてより共感しちゃうってことは
私もポジティブなフリしてるけど
闇どっぷりな人間なんでしょうね。
昨日のドラマで司さんの心の闇を
吹き飛ばしてくれたおじいちゃん、素敵でした。
私も親の介護中だから司さんの気持ちが
わかる気がします。
行方不明の母を夜中に探し回って疲れてしまい
このままいなくなってくれたら・・・
どんなに楽だろうって思うことがあるのです。
親の介護がなければ、
もっと自由な時間があるのにって。
本心ではないけど、そう思う自分も
存在するのは事実だから
ひどい娘だねぇ〜、ダメだね〜
って余計に苦しくなるのです。
「気にすんな!」
あんな風に言われたら少し救われる。
実際いなくなったら放心状態だと思います。
後悔や孤独、不安が押し寄せて、
その後の人生をどう生きようかと呆けそう。
母を失ったら、どうなるの?
心配性な私は、心を落ち着けるために
本を用意しています。
メイ・サートン
「独り居の日記」
おひとりさまの先輩でもあるメイ・サートン、
父親の死の直後、不遇な境遇真っ只中の
失意の底で書いた58歳の時の日記です。
さぁ始めよう。雨が降っている。
・・・
・・・
ようやく、生を深々と味わうことができる。
いつまで続くのか先の見えない介護生活、
けれど母との別れは必ずやってくる。
その時が来たら読もうと思っています。
自分の心と向き合うために。
悲しみ過ぎず、だけど喜ぶわけでもなく
ただしみじみ思いたいのです。
「やっと1人になれた
ほんとうの生活が始まる」って。
さて、実際はどうなることでしょうか。
その時までこの本は読まずに飾っています。