母と私のおひな様 立春に思うこと
3月3日はひな祭りですね。
いつの頃からか立春に
おひな様を飾るようになりました。
と言っても豆雛です。
玄関に干支の白蛇様と一緒に飾っています。
このおひな様は20代の頃、仲睦まじく福々しいお姿に
一目惚れして購入。
子供の頃、姉の5段飾りの立派なお雛様を見て育ち、
自分用のお雛様が欲しいなとずっと思っていたのです。
小学生の頃は嫁入り道具付きのゴージャスなお雛様に
憧れたけど、社会に揉まれ現実を知った20代の私は
自分の部屋に飾るならこれぐらいのコンパクトさが
ちょうど良いと思えたのでした。
飾る場所を選ばず、出すのも片付けるのもラクでいい。
20代の私、賢い選択でした^^
あれから30年、ずっと大切にしています。
こちらは母のおひなさま、私のよりは若干大きいけど
ミニサイズのお雛様で、母も一目惚れで買ったそう。
好みも性格も全然違うのに同じような行動を
ちょいちょいする私たち・・・DNAのなせる技?
以前は母が自分で飾っていましたが、2年程前から
一緒に箱から出して飾るようになりました。
台座が2種類あり、母に選んでもらうと
「女の子だから赤色がいいね〜」と笑顔^^
お互いおひな様を見るとテンション上がるね〜
母も子供の頃に自分のお雛様がなかったのかな。
戦争で香港から引き揚げ船に乗って日本に
たどり着いたけど、父親は香港の塀の中・・・
生き別れたまま後に病死したそうで
子供時代は大変だったって言ってました。
学校が終わった後は子守りをしたりしながら
母親を助けたと言っていたから
おひな様を飾る余裕などあるとも思えない。
母娘が憧れた自分のおひなさま
どの雛も眺めているだけでほっこり、笑顔になります。
末長く穏やかで楽しい人生を生きられますように。