子供の頃は親が忙しく、家族旅行の経験は
ほとんどありません。夏は海に１〜２回連れて
行ってもらった程度、それでも楽しかった夏休み。
でも友達の旅行話を聞くと羨ましくて、
親に家族旅行をねだったけれどダメでした。
（親も切なかっただろうね〜）

その頃にお出かけしたい気持ちを満たすべく
やっていたのが自宅の庭ピクニック。
やり方は・・・

庭や田畑で眺めの良さそうな場所を物色
汚れてもいい椅子もしくは座る場所を確保
おにぎりを作り、家にあるものを弁当箱に詰める

家族がリビングで昼ごはんを食べている時に
ひとりで自宅庭の絶景⁉︎を眺めつつ外ごはん
してました。「外で食べるご飯はおいし〜、
気持ちいいね」とウフフ笑いで悦に入る私。
あの頃のありふれた田舎の風景は、
実はとてもとても美しかった、
離れて気づいたけど、贅沢でした。

祖母からは「何やってるの？」と
不思議がられはしたけど
「やめなさい」とも言われず
好きにさせてくれました。

大人になった今でも時々やります。
団地のベランダや公園でお手軽ひとり外ごはん。
団地のベンチに座り、簡単なおかずを用意して
大体が飲んベェ仕様のおつまみ弁当＾＾
昨日の残り物の時もあるけど、
外で食べるといつものご飯がちょっと美味しい。

どこにも行くことができない時に
気分転換したいときに
急にぽっかり空いた余白の時間に
今もあの頃と同じようなことしている私。

　
団地ピクニックは青空、草花や木々を眺める時間。
ヘクソカズラもよく見るとカワイイです。

花壇には見慣れない花が植えられていたり。
これはアマリリス？

フウセンカズラもそこここに自生。
ぷくっと膨らんだ姿で風に揺れていて風流。

柿の実はまだ青いけれど
今年もたくさん実をつけていました。

風で木から落ちたどんぐり
もう秋なんだね。

どんぐりもいろんな種類が落ちていて、
子供の頃ここに住んでいたら
採集にウキウキだったはず。

ベンチで外ごはんして、のんびり団地散策、
時間にして１時間程度。
それでもかなりリフレッシュできます＾＾
お手軽な休日の楽しみ方でした。