団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

「夢は薬 諦めは毒」 佐伯チズに学ぶ


「夢は薬 諦めは毒 あたなに寄り添う33の言葉」
著者:佐伯チズ 出版社:宝島社


ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い2020年6月5日、
76歳でこの世を去った 美のカリスマ、佐伯チズさん。


病気と闘いながら「遺言として残したいメッセージ」
を綴っています。タイトルは彼女が口癖のように
唱えていた言葉です。
「失意の中で諦めたらその先には進めない。
理想に近づくためにはまず夢を持つ」という
思いが込められているのだそう。


「簡単ではない日々が蓄積していくのが人生。
でも、考え方一つで乗り越えられるんです。
人間ってうまくできてるんです」
これは出版に携わった方がチズさんから
かけらてたという言葉、本を検索していて
目にとまりました。


本当にそうだなと私も思います。
今でこそポジティブに暮らしていますが
離婚して6畳一間のアパートに引っ越した時は
世界が霞んで見えました。あれが失意?
不安に押しつぶされそうで身動きできない日々。
でもある日、夢ができました。


「満月が見える部屋に住みたい」


アパートの窓は周囲の建物に邪魔されて、
景色がほとんど見えなかった。
窓から身を乗り出しても
とても小さな空しか見えなかった。
月を眺めるのが好きなのになぁ。
空さえ見えない部屋にこの先もずっと
住み続けることになるのだろうか・・・。


悲しくて悔しくて、このままでは嫌だと
心が動きはじめました。
月が見えず一人で泣いたあの夜が転機、
どんな夢でも生きる力になる^^
「好きなもの」は自分が今までどんな風に生きて
きたのかを思い出させてくれました。
ちっぽけな夢だけど、
心を取り戻すパワーになりました。
その後、めげずに就職活動をして、
一年経たずに満月がよく見える部屋にお引越し^^
満月が好きでよかった!


佐伯チズさんの33の言葉から
彼女の人生を垣間見ることができます。
常に前向きで諦めず、本当に強い人。
いくつもの困難を乗り越え、その先には
また困難なことばかり。それでも最後まで
前を向き行動するそのパワーはどこから
出てくるの?
表紙の写真、神々しさすら感じます。


本の中でチズさんが人から聞いたという言葉が
紹介されていました。
50代、勉強できた人もできなかった人もみな同じ
60代、美人も不美人もみな同じ
70代、結婚しててもしなくてもみな同じ
80代、お金があってもなくてもみな同じ
90代、あの世もこの世もみな同じ


ああ、確かに〜
今の自分がとても気にしていることが
この先気にならなくなくなることはあるかも。
不安やないものねだりはそこそこにして、
今あるものを活用して前を向いて生きていこう。
変えられないものは受け入れて日々を謳歌する、
それがいいね。


ちっぽけでもいいから夢を持ち、
引け目を感じ悩むよりも日々を楽しむ方法を考える。
それでいいと改めて背中を押されました。



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