50代おひとりさま。ソロ旅の極意 「宿泊は便利な場所」 潮来・佐原旅行1日目宿泊先
今回の旅のお宿は
佐原商家町ホテルNIPPONIA GOKO 403号室。
目の前が小野川、近くに忠敬橋があり
観光に便利な場所にあります。
早朝は散歩やジョギングを楽しむ人、
夜も川沿いの風景を楽しみながら散策する観光客が
チラホラいました。
公共交通機関を利用してソロ旅をしているので、
宿泊先は駅近か観光に便利な場所と決めています。
旅の荷物は軽いけれど、
それでもいつもよりは多く、移動疲れも加味して
お宿は便利な場所が良いし、周囲が暗くなってきても
(地方旅は電灯が少なくて暗い夜道が多い)
駅近なら安心です。
バスの便がいい、ホテル送迎がある、
翌日の観光に便利という場合は
駅近にこだわらず、旅のプランにあった場所に宿泊。
タクシーは便利だけど地方旅の場合、台数が少なくて
(営業終了時間も早め)使いたい時に利用できない
場合もあるので要注意です。
とても素敵なお宿でも移動が不便な立地なら
諦めます。
女性のソロ旅は移動に便利で寂しすぎない場所
(適度に人通り、車通りがある)の方が安心です。
日本の治安は良い方だけど、旅先では何があるか
わからないので、ソロ旅は安全面も重視します。
50代ひとり旅は若い時と比べて
瞬発力も体力もないし、
できるだけ怖い思いはしたくない。
GOKO棟は、明治時代に和紙とお香を扱い、
日用品雑貨荒物卸業を営んでいた商家を
改築したお部屋です。
今も1階では和紙とお香の販売をしています。
お店の脇にある扉を開けるとお宿へ続く道が
あります。
扉を開けるとお香がほのかに漂っています。
なんと素敵なおもてなし^^
リラックスしながら細い道を進むと
開けた場所に出ました。
蔵が2つあり、手前が本日の宿泊部屋です。
403号室は明治創業の並木仲之助商店の土蔵や内装などの
蔵をそのまま利活用した客室。
壁や梁などはほぼそのままで、 当時の趣がたっぷり。
玄関から蔵の入り口が見える面白さ。
室内はシンプルでモダン。
落ち着きます。
左の透明ガラスのお部屋はお風呂場です。
広々としたヒノキ風呂でした。
メゾネットタイプのお部屋で2階は寝室。
この感じ、まさに屋根裏部屋!
子供の頃に読んだ海外の小説の世界^^
とっても素敵です。
今回の旅は、観光はそこそこで
ホテルで過ごす時間を長めにして
本を読んだりゆっくり考え事をしたかった。
このお部屋にはテレビもないし、蔵の中なので
とても静か。寝室は窓もなく本当に静かでした。
その気になれば真っ暗にできます(怖いけど)
チェックアウトが12時までなので、
屋根裏のような寝室で本を読んだり
考え事をしたりして存分に夜更かし、
たのしい夜でした^^
お酒もビール、日本酒、ワインと
冷蔵庫に冷えているものは飲み放題で嬉しい。
お酒を楽しみつつ読書、寝落ち・・・
幸せな時間です。
唯一の難点は、この「梯子階段」
当時の階段をそのまま活用のため、かなり急で
お子様は危ないからお泊まり不可。
大人も酔っ払ってたら危ないよ〜
こげ茶色の部分が階段だけど、
上から見たらほぼまっすぐじゃない!
体が動くうちに止まってよかったわ。
でもこの屋根裏感、クセになりそう。
また泊まりたい。
別の棟も素敵なんだろうなぁ、きっと。
NIPPONIAは分散型ホテルで、
歴史ある建物を再活用し、レセプション、客室、
レストランなどをそれぞれ分散させて
1つの宿泊空間にしています。
ここはレセプションとレストランのある棟。
チェックインはこちらで。
ウエルカムドリンクはおそらく伊能忠敬さんの
好きなお茶「忠敬好み」だと思います。
(美味しかったのでお土産に購入)
チェクアウトは各部屋でできました。
歴史的文化的価値を持つ建物をまちごと再活用する
取り組みはユニークですね〜
街の至る所にニッポニアのマークがあり、
景観を変えることなく地域おこしに
貢献しているのだなぁと感心。
建物をなるべくそのまま再活用しているから
ところどころ不便ではあります。
バリアフリーではないから老人やお子様など
利用しにくいし(明治の人はこんな建物を
利用していたのかと驚きます)。
でも、維持できず消失してしまう歴史文化遺産を
残すにはこんな方法もあっていいよね。
歴史ある建物に泊まる体験、面白かったです。
レセプションへの移動、夜の小野川散策、
朝の散歩も好立地だったので、
無理せず楽しめました。
宿泊先の立地は旅の満足度を左右する
重要な要素だと思っています。