団地日記

築50年越えの団地暮らし ✳︎✳︎✳︎のんびり老後の準備始めました✳︎✳︎✳︎ 

8月の団地暮らし 祭りと花火と人間模様、虫との格闘

築50年越えの古い団地に引っ越した理由は
母からのSOS、親のサポートのためでした。
住む場所も、引越しの時期も自ら選んだ
わけではなく成り行きで流されるままに。


他に良い方法が見つからずこの団地に
引っ越してきたものの、団地暮らしは初めて。
UR賃貸の経験あるけど、普通のアパート暮らしと
さほど変わらずでした。
団地での暮らしは今まで経験してきた暮らしとは
多分違うだろうとは思っていたけど。


都会でお隣さんとの関係も希薄な暮らしを
長年続けていた私、この距離感が気楽でした。
だから引っ越してすぐは
団地コミュニティがあることに引き気味で、
知らない人からも〇〇さんの娘さんと
声をかけられたり、認知されていることに
ゲンナリ。少し窮屈だった田舎の暮らしを
思い出していました。


でも、母の老化が進むにつれて
声かけをしてくれるご近所さん、
母の顔見知りが多いこの環境に助けられ、
いい面も見えてきました。


8月は団地の夏祭りの時期。
数年前までの近所の公園での大掛かりな
イベントとは違って団地内のスペースで
小規模でアットホームなお祭りに
変わりました。



フラダンスや太鼓演奏に地元民が出演、
自治会や老人会による焼き鳥2本100円、
ビール200円の格安販売があったり^^
団地内なので母も気楽に参加できます。


「〇〇さん、お元気でよかったわ」
「いつもラジオ体操でお見かけしてますね」
など母に声をかけてくださる人も多く
「困ったことがあったら手伝いますよ」と
気遣ってくださる方もいて
母も嬉しそう。いつもよりシャッキっと
外ズラを被っておしゃべりを楽しんでいます。



数年前はお気に入りの浴衣を着て
親子で輪になって参加した団地の盆踊り、
今年は二人で楽しく眺めていました。
母の笑顔がみられてよかった。


ゆるいコミュニティが存在する団地内、
母に何かあったら私に連絡が入る可能性は高く、
見守り機能のような存在です。
そんな風に思えるようになったのは、
ここの生活に私も少しは馴染んできたからかな。


団地内のお付き合いは面倒?
実はそうでもありませんでした。


団地の緑に癒され、気持ちが少し
おおらかになったせいかも。



ゆりや百日紅が咲く団地の夏、
夏場の散歩は暑いので早朝か夕暮れ時に。



近くには公園、ちょっと歩けば散歩するのに
いい道がたくさんあります。
いつもの散歩道も夏は花盛り^^


今年もかなり暑いけど、団地は風通しがいいので
風がある日は窓を開けてエアコン代を節約。
引っ越した当初は都内マンション時代より
夏場の電気料が下がったけれど、
今は値上げで高くなっちゃった。
残念〜!



8月は花火大会の季節でもありました。
花火の日程に合わせて仕事を調整し、
団地の窓から花火を楽しみました。


「ドンときた花火がキレイだなぁ〜」
と歌い出す母、枝豆をつまみに
ビールをぐびぐび飲む娘・・・
いつの日か幸せな光景として思い出すね、きっと。
一人でみる花火もいいけど、
調子ハズレの歌を聴きながらも悪くない。


団地の夏は昆虫たちの楽園で
郵便箱を開けたらクワガタが飛び出し
玄関扉を開けたら蝉、黄金虫、カマキリ・・・
階段とベランダには死んだふり蝉、
トンボや蝶々、見たことない昆虫にも
遭遇して私はちょっと苦手です。


虫除けスプレーを玄関に常備し、
網戸やベランダにもスプレー必須、
それでも奴らはやってきます。
夜はもっと油断できなくて、
灯りに誘われてかなり迷惑な奴らがやってくる。
奴らとの格闘、でもそれ込みで
日本の夏と団地生活を満喫しているのかもね。


今年はベランダの植物の茂みに
とっくりバチが巣を作っていました。
見事な泥のとっくりに感心したけど、
ベランダに蜂の巣があるのが怖くて
完成前に破壊。蜂の巣を破壊するのは
初めての体験、怖かった〜
「やればできる自分」を褒め称える。
昆虫との格闘、毎年刺激的過ぎ。


うるさかった蝉の鳴き声にも変化があります。
「ミーンミンミンミンミンミー」から
「ツクツクホーシ」そして
「カナカナ、カナカナ」へ


アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、
ヒグラシと全部が揃う団地の夏。
大合唱でとにかくうるさいけど、
窓を閉めれば大した問題もなし。
「短い命なんだから、好きなだけ鳴いていいよ」
と命の儚さを知ってからは応援する気持ちも^^
(でも死んだフリは怖いからやめて〜)


ツクツクボウシやヒグラシの声を聞くと
夏が終わるんだなぁと思います。
あっという間に8月の末、早いなぁ。






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