しあわせは食べて寝て待て
「築45年、お家賃5万。たまにおいしいごはんつき」
ってどうでしょう。心惹かれますか?
今の私ならいいなぁと思います。
築45年どころが50年越えの団地に
住んでいる身としては古さは気にならない^^
私の年金収入では家賃5万でもかなりしんどいので
管理費程度の2万円で暮らしている今の生活は、
この漫画の家計より少しは楽かも。
でもたまにおいしいご飯がつくなら、嬉しすぎ!
「しあわせは食べて寝て待て」
水凪トリ 秋田書店
パート暮らしをしている麦巻さとこは38歳。
持病のせいで疲れやすく、
週4日しかパートに出られない。
慎ましく暮らしているのに貯金は減るばかり。
出費を抑えるために築45年の団地へお引っ越し。
団地のお隣には92歳の大家さんが住み、
孫ぐらいの若い男性と同居中。
大家さんちの美味しい薬膳料理を真似て、
日々の食事に楽しみを見つけつつ暮らしていく。
病気が発症しなければマンションを購入していた
はずのキャリアウーマンだったさとこ。
マンションを諦め、転職し、
古い団地に暮らすことにになったところや
月12万円以下でやりくりしているとか
体調の悪い日があって思うように動けないと
いう設定が、私と似ていて親近感。
そう言えば以前薬膳の本を買ったはずと
段ボール箱から引っ張り出しました。
本を買っただけで実践はしてなかったけど、
旬の食べ物を取り入れる生活は、
50代になった今、ぬか漬けでやっているから
前よりも薬膳を取り入れやすいかも。
38歳、まだ若いね〜と
羨ましく思う50代おひとりさま。
しあわせは食べて寝て待つと言うより、
美味しく食べて安心して眠れる生活を送れるなら、
それだけでも上等でしょうと
自分の身の丈を知った感じです。
表紙の団地の台所のインテリアもいい感じです。
読んでて前向きになれるし、団地の風景も好き。
数十年ぶりに漫画本を買いました。
