88歳、米寿祝いはささやか でも記憶に残る思い出になりました
先日、母が88歳を迎えました。
ケーキと好物の鰻重でささやかにお祝いです。
近頃は外食しようとお店に行っても
食べられないものが多くなり、
旅行に行こうと誘っても、
疲れるから自宅が一番いいと言います。
最後のビックイベントになるかもしれないのに
自宅でささやかすぎるお祝い・・・
立派な花束はお金がかかるのでもったいない、
その分他にお金を回して欲しいと気を遣わせてしまう
稼ぎの少ない娘でごめんなさいね。
(でも花束ぐらい買える財力あるのよ!)
母の希望と私の希望を中和して、
ささやかなお花と飾り付けで、
お金をそれほどかけず
母が喜ぶことを考えました。
遠くに住んでいる家族とはオンラインで繋がり、
お祝いのメッセージをもらいました。
これが一番嬉しかったようで、満面の笑み。
本人はそんな年寄りでもないと言いはりますが、
88歳は十分年寄り扱いされてもおかしくない^^
米寿のお祝いは、黄色が祝いの色とされていると知り、
私の希望で黄色の頭巾とベストを着せて記念撮影を
強引に決行しました。
この日の思い出が欲しかったから。
しぶしぶ黄色いグッズを身につけ、
不満顔で写真に収まる正直な母。
「娘の希望を叶えてくれないの?」と言うと
笑顔で写真を撮り直させる優しい母。
好物の鰻はペロリと食べ切りました。
うなぎのタレが染みたご飯だけ丸々残して、
お腹いっぱいだから「お前が食べて」だってさ!
自由な人だなぁ・・・
「うなぎちょっとぐらい残しといてよ」
と思ったけど、母らしくて笑っちゃう。
鰻なしの鰻重を眺めつつ、お陰で笑える思い出が
できたことに喜ぶ。
来年も誕生日に鰻だけペロリと食べて
ご飯はお前にあげると言ってくれたらいいね。
ケンカばかりで腹が立つことが多いけど、
元気でいてほしいと願っています。